TOP | 最終更新日: 2022.3.14 | |
スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望 | ||
第1部 タトゥイーン編 |
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第2部 デス・スター編 第3部 ヤヴィンの戦い編 | ||
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遠い昔 はるかかなたの銀河系で… | ||
![]() 時は内乱のさなか。凶悪な銀河帝国の支配に反乱軍は秘密基地から奇襲をしかけ、帝国に対し初めて勝利を収めた。 さらにその戦闘の合間に、反乱軍のスパイは帝国軍の究極兵器の設計図を盗み出すことに成功。それは“デス・スター”と呼ばれ惑星をも粉々にするパワーを持つ宇宙要塞基地だった。 凶悪な帝国軍に追われながらレイア姫は盗み出した設計図を手に故郷へと急いだ。人民を救い、銀河に自由を取り戻すために… |
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ゴオオオオオオーッ! | ||
![]() ピューン!ピューン! |
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C-3PO「聞こえたか?あれはメイン・リアクターがやられた音だ。これで確実に終わりだ」 R2-D2「ポパピピピピピポパポ ピパパピポピピ」 |
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ハッチが爆破され、
帝国軍の兵士が船内に侵入して来た。 ピューン!ピューン!ピューン!ドーン!ドーン! |
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![]() C-3PO「ウホホホホ、ウホホホホ…」 R2-D2「ポパピポピピ」 |
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ダース・ベイダー「コォーコォーコォー」 | ||
![]() R2-D2「ポパピピピピピポパポピパパピ」 C-3PO「設計図?極秘の任務?何を言ってるんだ」 |
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![]() アンティリーズ艦長「でっ、伝送など受けていない。こっ、この船は外交使節団が乗っているんだ…」 ベイダー「外交使節団なら大使はどこにいる!」 艦長「う、うぇっ…」 |
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![]() 砲術将校「脱出ポットが発射されました」 砲術長「撃つな。生命反応がない。誤発射だろ」 C-3PO「ここから見ると戦闘が嘘のようだ」 R2-D2「ピポピピ」 |
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兵士「おい、いたぞ。捕まえろ」 | ||
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レイア・オーガナ「ダース・ベイダー、乱暴が過ぎるわね。元老院は黙っていませんよ」 ベイダー「レイア姫、スパイから受信を受けましたね。設計図はどこに隠したか話してもらおう」 |
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![]() ベイダー「あなたは反乱軍の仲間だ。連れてけっ!」 |
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![]() ベイダー「姫に反乱軍の秘密基地の場所を吐かせる」 デイン「死を選ぶのでは?」 ベイダー「任せておけ。元老院に船は全滅したと伝えておけ」 |
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![]() ベイダー「姫はその中に設計図を隠したのだ。直ちに捜索隊を出せ。何としても見つけ出すのだ」 |
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![]() C-3PO「なんで僕らがこんな目に逢うんだ。一生苦しむ運命なんだね」 R2-D2「ポパピピポピ」 C-3PO「休まないとバラバラになっちまう」 R2-D2「ポピパパポピ」 C-3PO「ひどい星だな」 |
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![]() R2-D2「ポパポピパピピ」 C-3PO「任務だと?いいかげんにしろ!」 R2-D2「ポパピピピポピ」 C-3PO「冒険はもうたくさんだ!」 |
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![]() C-3PO「全部あいつのせいだ。待てよ、乗り物だ!助かったぞ!おーい、こっちだよ!」 それは廃品回収業ジャワのサンドクローラー(移動基地)であった。 |
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R2-D2もジャワに捕らえられてしまった。 | ガタガタガタガタ… | |
![]() R2-D2「ポパピピピポパポ ピ」 C-3PO「もう終わりだ。私たちを溶かす気か?」 |
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2体のドロイドがジャワに回収されてまもなく帝国軍が砂漠で脱出ポットを発見した。 デューバック「ブォーーーッ」 |
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![]() フェルス「見てください。ドロイドです」 |
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ドロイドたちはジャワの廃品バザーで売り出されていた。 そこへ水分農夫のオーウェン・ラーズとその甥のルーク・スカイウォーカーが訪れた。 |
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![]() ジャワ「ウケケケッ」 オーウェン「いや、青いのはいらん」 |
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![]() C-3PO「どんな礼儀作法でも精通しています。私は…」 オーウェン「ボッチ語を話せるか?」 C-3PO「もちろんでございます。その流暢さは…」 オーウェン「黙れ。こいつをもらおう」 ジャワ「ウエックエッツ」 オーウェン「ルーク、こいつとあの赤いのを晩飯までに整備しておくんだ」 |
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ルーク・スカイウォーカー「でもトシ・ステーションにコンバータを取りに行く予定なんだ」 オーウェン「友達に会いにだろ。仕事が終ってからにしろ」 |
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![]() R2-D2「ポパピピピピピポパポピパパピ」 C-3PO「・・・」 バーーーン!! ルークの後を走り出したR5-D4が爆発した。 ルーク「この赤いほうは壊れてるよ」 オーウェン「不良品を売りつけるのか?」 |
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![]() ルーク「オーウェン叔父さん、それはどうかな?」 オーウェン「代わりにその青いのをもらおう」 C-3PO「あのドロイドはきっと重宝しますよ」 |
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![]() C-3PO「製造者に感謝!オイル風呂は最高です」 ルーク「ビッグスの言う通りここから出られないや」 C-3PO「何かお役に立てることはございますか?」 ルーク「この星からテレポートさせてくれないか?」 C-3PO「それは無理です。ここがどこなのかも…」 ルーク「ここは宇宙の外れにある惑星さ」 C-3PO「はい、ご主人様」 ルーク「ルークでいいよ」 C-3PO「はい、ルーク様」 |
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![]() ルーク「ハデに汚れているな」 C-3PO「なにしろ反乱軍と一緒でしたから」 ルーク「えっ、君も戦ったのか!?」 C-3PO「私は通訳機でしてお話しするほどのことは…」 ルーク「こんなところに何か押し込んであるぞ」 |
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するとR2-D2はホログラムの投影を始めた。 ルーク「うわぁ!」 ホログラムの女性「助けてオビ=ワン・ケノービ。あなただけが頼りです...」 |
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![]() C-3PO「故障で古いデータが出ただけだそうです」 ルーク「この女性は誰だ?きれいな人だ」 C-3PO「最後に乗った宇宙船の乗客と思われます」 ルーク「続きはある?」 C-3PO「この近くに住む主人のオビ=ワン・ケノービへの伝言だそうです」 ルーク「ベン・ケノービのことかな?」 |
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![]() R2-D2「ピポ…」 ルーク「消えちゃったじゃないか。再生してくれよ」 R2-D2「ピポピ」 C-3PO「知らない?とぼけるんじゃないよ!」 ベルー・ラーズ「ルーク!ルーク!」 ルーク「今行くよ、ベルー叔母さん」 |
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![]() オーウェン「どうしてだ?」 ルーク「オビ=ワン・ケノービが主人だと言ってる」 ベルー「・・・」 オーウェン「明日街へ行ってメモリを消してこい」 ルーク「オビ=ワンが探しに来たら?」 オーウェン「お前の父さんと同じころ死んだ」 ルーク「父さんの知り合いなの?」 オーウェン「その話はもう忘れろ」 |
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![]() オーウェン「・・・」 ルーク「今年こそ士官学校に行きたいんだ」 オーウェン「収穫の前にか?」 ルーク「ドロイドたちが来たじゃないか」 オーウェン「収穫はお前が必要だ。1年我慢しろ」 ルーク「去年も同じこと言ったよ!」 ベルー「ルーク、どこ行くの?」 ルーク「ドロイドの整備をするだけだよ」 |
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![]() オーウェン「来年は必ず行かせる」 ベルー「ルークには父親の血が流れているのよ」 オーウェン「それが心配なんだ」 |
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ルークが夕日を見ながら物思いにふけっている間にR2-D2が姿を消していた。 |
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![]() ルーク「夜はサンドピープルが出て危険だ。朝まで待ったほうがいい」 |
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![]() オーウェン「ルークを見なかったか?」 ベルー「用事があるって朝早く出かけたわよ」 オーウェン「ドロイドを連れてか?」 ベルー「たぶん」 オーウェン「コンデンサーを直さなきゃいかんのに…」 |
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![]() ルーク「スキャナーに反応があった。きっとR2だ」 |
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![]() ルーク「いったい何処に行くつもりなんだ?」 C-3PO「オビ=ワンのことはもう忘れろ!」 R2-D2「ポパピピピポパポ ピパパピポピピ」 C-3PO「南東から何者かが接近中です」 ルーク「サンドピープルだ」 |
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ルーク「バンサが2頭いるだけだ。待てよ…」 | ||
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タスケン・レーダー「ウォーーーーッ!!」 | ||
![]() バコッ! |
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![]() ルークは気を失い、C-3POは崖から落ちた。 |
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![]() R2-D2「ピーポーピー」 |
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![]() 近くでクレイト・ドラゴンの泣き声が聞こえ、サンドピープルは慌てて逃げていった。しかし、それは泣き声を真似たこの近くに住むベン・ケノービであった。 |
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ベン・ケノービ「やあ、出ておいで。怖がらなくていい。彼なら大丈夫だ」 R2-D2「ポパピピポピ」 |
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![]() ルーク「ベン?会えててよかった」 ベン「こんな遠くまで何しに来た?」 ルーク「オビ=ワン・ケノービを探しているんだ」 ベン「ずいぶんと久しぶりに聞く名前だ」 ルーク「叔父さんはもう死んだって」 ベン「死んではいない。まだね。私のことだ」 ルーク「じゃあ、あのドロイドはあなたのもの?」 ベン「持った覚えはないが…面白い」 |
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![]() ルーク「立てるかい?奴らが襲ってくるぞ」 C-3PO「かまわず行ってください。私なんか…」 R2-D2「ピポピー」 ルーク「バカを言うな」 |
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![]() ルーク「父さんは戦争に行ってないよ」 ベン「それは叔父さんが言ったことだろ」 ルーク「クローン戦争で戦ったの?」 ベン「お父さんも私もジェダイの騎士だった」 ルーク「知らなかった」 ベン「親友だった。そうだ、渡したいものがある」 |
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![]() ベン「ジェダイの武器だ」 ルーク「なぜ父さんは死んだの?」 ベン「私の弟子であったダース・ベイダーというジェダイが帝国に寝返り次々と仲間を殺した。ベイダーはフォースの暗黒面に落ちたのだ」 ルーク「フォースって?」 ベン「ジェダイの力の根源だ。あらゆる生物に…」 R2-D2「ポパピピピピピポパポ ピパパピ」 ベン「さて、君の話を聞くか」 |
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ホログラムの女性「ケノービ将軍、クローン戦争の時のように父を助けて下さい。船が攻撃されお迎えに行けそうにありません。このR2の中に敵の情報が入っています。父の待つオルデランに無事届けて下さい」 | ||
![]() ルーク「行けないよ。家に帰らなくちゃ」 ベン「彼女を助けてやろう。年寄りには荷が重い」 ルーク「無理だよ。家の仕事があるんだ」 ベン「叔父さんと同じだな」 ルーク「アンカーヘッドの街までは送るよ」 |
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ターキン総督「元老院の心配はもはやなくなった。皇帝が元老院を永久に解散させた」 | ||
![]() ターキン「恐怖による統治を徹底させるのだ。このデス・スターの恐怖だ」 タッグ「反乱軍が設計図を分析し攻撃してきます」 ベイダー「その設計図ならまもなく奪い返す」 |
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![]() ベイダー「所詮人間が作ったものだ。惑星を破壊する力もフォースには勝てぬ」 モッティ「馬鹿げた魔術で我々を脅すというのか?フォースとやらで設計図を取り戻してくれないか?」 |
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![]() モッティ「ううううっ…くくくくっ…」 ベイダー「フォースを侮辱するものは許せん」 ターキン「もういい。放してやれ」 ベイダー「お望みとあらば」 |
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カタンカタンカタンカタン… ベイダー「姫、反乱軍の秘密基地の場所を教えていただこうか」 |
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![]() ルーク「サンドピープルの仕業のようだね」 ベン「いや、こんなことできるのは帝国軍だけだ」 ルーク「このドロイドたちが目当てなら、家が…」 ベン「待てルーク、危険だ」 |
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![]() ルーク「オーウェン叔父さん!ベルー叔母さん!」 |
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![]() ルーク「オルデランに行くよ。すべてを失った。フォースを学んで父さんのようなジェダイになる」 |
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ルークたちはパイロットを雇うためモス・アイズリーの宇宙港街に行った。 |
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![]() ルーク「3,4年です」 兵士「身分証を見せろ」 ベン「身分証を見る必要はない」 兵士「見る必要はない」 ベン「君たちが探しているドロイドではない」 兵士「我々が探してるドロイドではない」 ベン「言ってもかまわんかな?」 兵士「行ってもかまわないぞ。行け」 |
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![]() ベン「フォースは弱い意志を操れるのだよ」 ルーク「あんな店に腕のいいパイロットはいるの?」 ベン「腕のいいのはああいうところに集まってくるんだ。荒っぽい連中だからな。用心しろよ」 ルーク「覚悟はできてます」 C-3PO「おいで、R2」 |
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チャチャチャチャチャランチャン〜 チャチャチャチャチャランチャン〜チャチャチャチャ〜ン♪ | ||
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![]() ルーク「何?」 ウーハー「ドロイドだよ。外で待たせておけ」 ルーク「スピーダーのところで待っててくれ」 C-3PO「わかりました」 |
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![]() ポンダ・バーバ「フガフガフガ…」 ルーク「?」 |
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![]() ルーク「悪かったね」 エヴァザン「俺もお前が気に入らねぇな。俺たちはお尋ね者だ。俺は12の星で死刑が決まってるんだ」 ルーク「気をつけるよ」 エヴァザン「殺されてぇのか!」 ベン「子供相手によしなさい。私が1杯おごろう」 エヴァザン「うりゃ!」 エヴァザンはルークを椅子から突き落とした。 |
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![]() バシューッ!! |
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ベンはライトセーバー抜き、エヴァサンの胸を切り裂き、バーバの銃を持つ右腕を切り落とした。 | ||
![]() ベン「チューバッカだ。彼の船がよさそうだ」 |
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ハン・ソロ「俺はハン・ソロ。ファルコン号の船長だ。オルデラン行きたいんだって?」 ベン「そうだ。高速艇を探している」 ソロ「ミレニアムファルコン知らねえのか?」 ベン「知らんな」 |
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![]() ベン「私とこの少年とドロイド2体、わけは聞くな」 ソロ「ヤバそうな仕事だな。前金で1万だ」 ルーク「1万だって。宇宙船が買えるよ」 ソロ「誰が操縦するんだ?お前か?」 ルーク「ああ、僕にだって操縦ぐらいできるさ」 ベン「前金2000、無事に着いたら1万5000だ」 ソロ「よし、引き受けた。すぐに飛べるぜ」 ベン「94番格納庫だな」 |
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![]() テリック「あいつらだな」 ルークたちは店を出た。 ソロ「これで俺の首もつながる。出発の準備だ」 チューイ「アウッ」 |
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![]() ソロ「お前のボスに会いにな。借金が返せる」 グリード<今さら遅いぜ。> |
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![]() ソロ「本当にでかい金ができたんだ」 グリード<謝れば船を渡すだけですむぜ。> ソロ「殺して持ってけよ」 グリード<そうするよ。> ドキューン!! ソロはグリードを撃ち殺して店を出た。 |
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![]() ルーク「XP-35がでたから値段下がったんだ」 ベン「それで足りる」 |
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![]() モッティ「最終チェック完了。出撃可能です」 ターキン「口を割らせるいい方法を思いついたぞ」 ベイダー「何か策でも?」 ターキン「デス・スターの強大な破壊力を見せつけてやるのだよ。オルデランへ迎え」 |
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ソロがファルコン号の格納庫に行くとジャバ・ザ・ハットが待ち構えていた。 | ||
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ジャバ<お前にはガッカリしたぞ。金も返さず、なぜグリードを殺した?> ソロ「用があるときは自分で来い。あんなカスよこすな」 ジャバ<お前だけ特別扱いはできん。帝国軍を見ただけで、みんなが密輸品を捨てたらどうなる?> ソロ<借りた金は色をつけて返すよ。だがもう少し待ってくれ。> ジャバ<お前だから大目に見てやる。20%の利息で…> ソロ「15%だ。ジャバ、お前はすばらしい人間だよ」 |
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![]() ガリンダン「クエッククク…」 |
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ルーク「なんだポンコツじゃないか」 ソロ「光速の1.5倍は出るぜ。見てくれは悪いが中味で勝負だ。お急ぎのようなので早速乗ってもらおうかな」 |
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![]() ガリンダン「ウエックエックク」 テリック「よし、武器を用意しろ」 |
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![]() ソロ「チューイ、出発しろ!」 ピュン!ピュン!ピュン!ピュン! |
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帝国軍の追っ手を振り切り、ファルコン号はオルデランに向けて飛び立った。 | ||
第2部 デス・スター編 へ続く | ||
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